EPLAN40周年記念 – 創業からマーケットリーダーまでの道のり
ドイツでEPLAN40周年記念イベントを開催しました。
1984年に発売されたEPLANソフトウェアは、電気工学の分野に革命をもたらしました。このソフトウェアは、電気設計のプロセスを大きく変え、紙とインクをパソコンの画面に置き換えることに成功しました。今では、EPLANのない電気工学は想像しにくいほどです。EPLANはデジタルツイン、クラウドベースのサービス、データの一貫性を提供し、多くの設計エンジニアのエンジニアリングプロセスに変革をもたらしています。
最近、国立自動車博物館「The Loh Collection」でEPLANの記念イベントが開催されました。1980年代初頭、パーソナルコンピューターの登場により、エンジニアのヴィンフリート・ミューラー氏が安価なソフトウェアで回路図を作成する実験を行いました。この実験は、EPLANソフトウェアの誕生とその後の成功物語の始まりを告げるものでした。フリードヘルム・ロー教授は1986年にこのソフトウェアベンチャーに投資し、その可能性を信じました。
革新への情熱
EPLANは電気設計のデジタル化において重要な役割を果たしてきました。事前設計、流体動力設計、制御盤、ワイヤハーネスのエンジニアリングなど、EPLANは20か国語で使用され、多岐にわたる業種で利用されています。EPLANのソリューションを使用することで、ユーザーはデジタルツインを作成し、エンジニアリングや製造プロセスの自動化を進め、バリューチェーン全体の効率を高めることができます。
また、クラウドベースのソフトウェアやサービスの導入されるケースも増えています。デジタルで一貫性のあるエンド・ツー・エンドのデータは、EPLANの企業スローガン「効率的なエンジニアリング」を体現しています。
ドイツから世界へ
現在、EPLANは68,000社のお客様、274,000のライセンス、世界中に50の拠点を持ち、グローバルプレーヤーとしての地位を確立しています。
EPLANのCEO、セバスチャン・ザイツ氏は、国立自動車博物館での記念式典で次のように述べました。
「創業当初から、私たちはイノベーションと人々との協働への情熱に突き動かされてきました。新しいものを発明し、ソリューションをより良いものにし、ゲームの最先端を走り続けることは常にEPLANのDNAに刻まれてきたことです。」
リタールインターナショナルとリタールソフトウェアシステムズのCEO、マーカス・アッシュ氏も、EPLANのクラウドベースソフトウェアの重要性に触れました。
「一貫したエンドツーエンドのデジタルデータに基づくハードウェアとソフトウェアの相互作用は、顧客にとって真の価値を生み出します。これが私たちの目指すべき方向です。」
グローバルスタンダードと業界のロールモデル
フリードヘルム・ロー・グループのCEO、フリードヘルム・ロー教授は、「EPLANソフトウェアは業界全体のスタンダードとなり、私たちはソフトウェアとハードウェアの専門知識を組み合わせて市場で独自の付加価値を提供しています。」と述べました。
最後に、セバスチャン・ザイツ氏は、「私たちはEPLANの40年にわたる成功の物語を誇りに思っています。これからも新たな物語を紡いでいくことを楽しみにしています。」と締めくくりました。
EPLANはこれからも電気設計のデジタル化と効率化を推進し、業界のリーダーとしての地位を確立し続けます。今後の更なる発展にご期待ください。