ハノーファーメッセ2025 : Eplan と リタール、ハノーバーメッセでAIドリブンの 産業オートメーションにハイライトを当てる
Hannover Messe 2025
この度、ハノーファーメッセ2025において、シーメンスおよびマイクロソフトとの連携による実際のプロジェクト事例を通じて、AIがいかに企業の前進を後押し、産業オートメーションの未来をどのように変革するかを紹介します。さらにEplanソフトウェア、リタールの配電およびエンクロージャー技術、リタールオートメーションシステムズによる銅加工や機械加工の新しいアイデアと発展もご案内します。
グローバル市場での競争のプレッシャー下において事業を成長させることは、ヨーロッパ、とりわけドイツの産業企業にとって常に直面する課題です。人工知能(AI)の発展により、機械、電気、プロセス、プラントエンジニアリングにおいて、多くの可能性が広がっています。ハノーバーメッセ2025において、Eplanとリタールは、シーメンスとマイクロソフトが関わる、いくつかの実務に則した実際のプロジェクト事例を紹介しながら、AIがいかに企業の前進を後押し、将来に向けた準備をどのようにサポートできるかをご紹介します。テーマは「AI ドリブンの産業オートメーションが未来を切り開く」。
会場では、データセンターでのAIアプリケーションを技術的に可能にする、Direct Liquid Chip Cooling(直接液体冷却)や、その他のハイテクイノベーションをご覧いただけます。また、Eplanソフトウェア、リタールの配電およびエンクロージャー技術、リタールオートメーションシステムズによる銅加工や機械加工の新しいアイデアと発展もご案内します。

Professor Niko Mohr: “AI leadership and software expertise combined with deep industry knowledge are the key levers for a new growth curve and international competitiveness for industrial companies.”
フリードヘルム・ロー・グループのエグゼクティブ・ボード・メンバーであり、リタール・インターナショナルとリタール・ソフトウェア・システムズのCEOであるニコ・モア博士は次のように述べています。
「AIリーダーシップとソフトウェアの専門知識に深い業界知識をかけ合わせることで、製造業は新たな成長と国際競争力を得ることができます。将来は、特にプラントの計画、設計、エンジニアリングにおいてAIが推進力となるでしょう。Eplanとリタールは、AIを通じて産業オートメーションを開拓し、前進させ、AIが機械、電気、プロセス、プラントエンジニアリングの未来をどのように改善するかを示します」
ハノーバーメッセでは、フリードヘルム・ロー・グループの2社が、AIが電気設計者、エンジニア、計画担当者の日常業務の改善を、どのように支援するのかを紹介します。Eplanとリタールは、Microsoft Azure Open AI ServiceをベースとしたAIを使用したマウンティングプレートレイアウトの生成など、実際のプロジェクト事例をすでにまとめています。Eplanはシーメンスと共同で、将来的にエンジニアリングプロセス全体をデジタル化・自動化するための広範なエンドツーエンドの統合に取り組んでいます。
「AIシステム同士が相互接続できれば、横断的にも独立的にも、お客様にとってのメリットを新しいレベルに引き上げることができます。例えば自動化技術では、コストのかかる設計や計画工数の短縮など、かなりの効率化が期待できます。AI支援ツールにより、開発者はさまざまなシナリオをわずか数分でシミュレーションすることができ、工数の節約になるだけでなく、結果の質も一貫して大幅に向上させます」
と、EplanのCEOであるセバスチャン・ザイツは述べます。その高い志と目的は、極めて明確です。現在のソリューションにAIを活用することエンジニアリングプロセス、エンジニアリングプロセス全体を自動化することです。

Sebastian Seitz: “If AI systems can interconnect with each other, both across the board and independently, we will raise the benefits for customers to a whole new level.”
AIにはデータが必要 - 最高品質で標準化されたフォーマットで
AIを使用するとしても、自動化の基本は、高品質で信頼性の高いデータです。この課題は、Eplanが数年前に発表した、Eplan Data Standart(EDS)と呼ばれる部品データの品質規格に準拠した部品を使用することでクリアされています。現在、Eplan Data Portalには、400万件以上のデータが登録されています。さらに、ハノーバーでは、次期、Eplanプラットフォーム2026を発表します。そのプレビューとして、来場者はソリューション新機能に関する最初のインサイトを得ることができます。
現在のITインフラはAIに対応していますか?
ハノーバーメッセでは、革命的な経済効果を約束するAIアプリケーションを幅広く紹介しています。しかし、データセンターの準備はできているのでしょうか?AI向けのコンピューティングパワーと電力密度は、既存の空冷の物理的限界を超えるものであり、新たな技術領域となります。リタールは、水冷ベースの直接チップ冷却を使用して1メガワット以上の冷却出力を実現する全く新しいタイプの冷却液分配ユニット(CDU)を展示し、データセンターをAIアプリケーションに使用することを可能にします。

EPLAN and Rittal provide answers how AI will soon be helping electrical designers, engineers and planners improve their daily work in new and innovative ways.
一貫した標準化が配電を加速する
デジタルトランスフォーメーションとエネルギー転換には、電力が必要です。新しいRiLineXシステムプラットフォームは、制御機器や開閉器建設における配電の生産をスピードアップし、組み立て時に最大75%の時間短縮を実現します。見本市では、550 Aと800 A、380 kWと500 kWの標準エンクロージャー幅で8つの新しい配電盤を紹介します。システム化されたプラットフォーム・アプローチにより、国際標準化を推進しています。さらに、配電盤にクリックシステムで直接接続できる「Ready for RiLineX」コンポーネントを開発するテクノロジーパートナーのネットワークを立ち上げました。リタールは見本市で、交流および直流電流の広範で将来性のあるアプリケーションをカバーする新しいパートナーを紹介します。
新製品としては、ベンディングターミナルBT 20Eのようなリタールオートメーションシステムズの銅加工機や、新しいシステム・エンクロージャー・ソリューションも展示されます。例えば、新しいAX IT Nano DCは、過酷な産業環境において、サーバーやスイッチなどの増え続けるITインフラを保護します。AXコンパクトボックスは、物流コンベア用途などに適した新しいサイズもご用意しています。