EPLAN Platform 2023 ハイライト

新3Dエンジンによる高速動作、国際規格サポート、ケーブルエディタ

EPLANバージョン2023は、EPLANプラットフォームにシームレスに連携する新しい付加価値与え、その発展を続けています。国際的なマクロ管理、新3Dエンジンによる高速動作、クラウドベースの部品管理システムであるEPLAN eSTOCKなど、魅力的な新機能をご覧ください。

インサートセンター

わかりやすく可視化されたアイコン、最適化された表示、検索機能

新世代のEPLANプラットフォームは使いやすいインサートセンターを備えていますが、2023年版ではさらに改良されています。簡単なナビゲーションと直感的な操作性をご活用ください。

ベネフィット

  • わかりやすい表示:アイコンに表示される情報の新しいテーブルビュー、追加のオブジェクトプロパティを表示するリストビュー、ユーザー定義の情報表示、拡大タイルビュー
  • 外部ドキュメントへの容易なアクセス:デバイスにリンクしたドキュメントへの迅速なアクセス、デバイスの詳細データのシンプルなビジュアル化
  • タグの簡単なナビゲーション:論理的な選択パスのための新しいナビゲーションスキーム、適切なオブジェクトの迅速な選択、構造化オプション
  • 専門的な検索機能:必要な情報をより速く検索可能

国際的なマクロ管理

デバイスに最大20個のマクロバリアントを割り当てることが可能

海外輸出向技術文書等を作成する際、1つのデバイスに複数の異なる回路図表現があることがあります。その理由の1つは、異なる単位(ミリメートルまたはインチ)の違いや回路図の異なる作図方向の違いによるものです。さらに、多くの企業は、自社の社内規格やサプライヤーの規格に応じて、レイアウトに特別な表現を指定しています。

EPLANプラットフォーム2023では、デバイス管理システムにおいて、1つのデバイスに対して異なる回路図マクロを保存できます。国際規格や標準(IEC、NFPAを含む)に従って最大10個のマクロ、さらに企業固有の要件に従って10個のマクロを追加することができます。また、プロジェクトに特定の規格を割り当てると、ソフトウェアが自動的に適切なマクロをデバイスに割り当てるのも実用的な機能です。あとは、デバイスを回路図にドラッグ&ドロップするだけです。

ベネフィット:

  • 簡単なマクロ操作
  • デバイスとマクロの関係がわかりやすい表示
  • 異なる規格やクライアントで作業する際のデバイスの管理労力を削減
  • 既存のワークフローとの互換性
  • EPLAN Data Portalでの製造データの統合

ケーブルエディタ

回路図作成のためのケーブルおよびワイヤ管理用の新しいケーブルエディタ

EPLAN Electric P8 の新しいケーブルエディタは、ケーブルおよび電線データの視覚化を改善します。

ベネフィット:

  • ケーブル情報への簡単なアクセス
  • より簡単なケーブル管理
  • ケーブルデータの視覚化の改善
  • ケーブルおよびケーブル導体データをダイアログボックスに明確に表示

グラフィックエンジン

制御盤の3D設計を迅速かつ容易にする新グラフィックスエンジン

3Dによるバーチャルプロトタイプの作成は、制御盤の設計・製造においても重要なテーマです。電気設計のデータを、製造まで効率的に活用できるからです。制御盤の3Dレイアウトに対する要求はますます複雑になってきており、比較的小さなスペースにできるだけ多くの部品を配置し、詳細に表示することが求められています。

このような要求に応えるため、EPLANは3Dグラフィック表現を最適化しました。Direct 3Dエンジンは高速3Dレンダリングを可能にし、それによってソフトウェアのパフォーマンスを強化し、EPLAN Pro Panelでの日々の作業を加速させ、ソフトウェアの使用をさらに容易にします。

ベネフィット:

  • 高速3Dレンダリング、GPUパワーの使用率の向上
  • レイアウトエリアでの詳細なグラフィック表現
  • 閉じたプロジェクトをより速く再開するためのキャッシュ技術
  • ズーム、回転、移動など、最適化された作業インタラクション

EPLAN eSTOCK

Cloud-based device management system

EPLANプラットフォーム2023でEPLAN eSTOCKという実用的な部品管理機能が追加されました。このクラウドベースのソフトウェアは、部品データを複数のユーザーで管理・編集できます。追加のITインフラを設定することなく、企業内の部品データベースに一元的にアクセスすることができます。

EPLAN eSTOCKの部品データへはどこからでもアクセスできます。例えば在宅勤務をしている家、会社の別拠点からなど。EPLAN eSTOCKを使えば、社内の他部署や協力会社と部品データを簡単かつ安全に共有することができます。

EPLAN eSTOCKは、有効なサブスクリプションライセンスを持つすべてのユーザーがEPLANプラットフォーム2023で利用可能です。